BtoBマーケティングを推進するには、マーケティングチームの役割・目的の策定と立ち上げ、BtoBマーケティング戦略と計画の立案、部門間連携と調整、マーケティングスキルの習得、デジタル活用の検討、マーケティングコンテンツの設計と制作など、さまざまな業務が必要となる。
このため、BtoBマーケティングの推進には多くの課題(社内障壁)が発生することがある。今回のコラムでは、BtoB企業のマーケティング活動におけるよくある社内障壁をご紹介する。そして、突破するためにはどうすればいいか?も考察する。
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BtoBマーケティングのよくある6つの社内障壁
BtoBマーケティングの6つの推進課題・障壁とは、下記のような障壁だ。
- 成果が先か業務が先か(やる前から効果・成果を問われる)
- マーケティングに対する理解不足、リテラシー不足
- 言葉の一人歩きによる認識齟齬の発生
- BtoBマーケター不足(ひとりぼっちマーケター)、扱う商材も多いとさらに大変
- マーケティングコンテンツ作成が進まない
- 他部門連携がスムーズでない、場合によっては部門間対立も
成果が先か業務が先か(やる前から効果・成果を問われる)
1つ目の障壁は、まさに鶏と卵問題のような障壁である。新しいことに対する投資に懐疑的である場合や、過去にうまくいった経験がないといった場合は、この障壁が発生する。実際に、弊社のお客様からも下記のようなご相談をいただいている。
この障壁を突破するには、「成功事例を作りながら徐々にマーケティングを推進する」といったやり方がベストだ。最初の成功事例作りが「キモ」になるため、スモールスタートで始められる成功事例作りのマーケティングプロセスを具体化し、まずはそこから始めていくといった工夫が重要である。
マーケティングプロセスのヒントとしては、下記のコラムが参考になるので、ぜひ参考にして欲しい。
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マーケティングに対する理解不足、リテラシー不足
2つ目の障壁は、理解とリテラシー不足だ。BtoBマーケティングやデジタル活用、マーケティングDXに対して、推進するかどうかを判断する責任者が正確に状況を把握していないのである。その結果、マーケティング推進に懐疑的・保守的になり、話が進まなくなる。実際に、弊社のお客様からも下記のようなご相談をいただいている。
この障壁を突破するには、1つ目の障壁でもご紹介した「成功事例を作りながら徐々にマーケティングを推進する」が効果的だ。成功事例を創出できれば、マーケティングに対する興味・関心が深まる可能性があるためだ。具体的な成功事例創出については、1つ目の障壁同様、下記のコラムを参照してほしい。
さらに、自社の競合分析をするのも良い突破口になる可能性がある。自社の競合がどのくらいマーケティングに力を入れているのか、デジタル活用をどのくらい推進しているのかなどを分析しまとめるのである。特にデジタル活用においては、WEBサイトなどを確認すれば、「新規リード獲得にWEBを使っているか?」「リード育成にメルマガを使っているか?」などは調査できるため分析しやすい。競合の状況を伝えることで、客観的な説得材料となり、そこが突破口になる可能性がある。
言葉の一人歩きによる認識齟齬の発生
3つ目の障壁は、言葉の一人歩きだ。障壁1、2をクリアできても、「BtoBマーケティング」「DX」「デジタルマーケティング」「営業DX化」などの言葉が社内で一人歩きすることがある。実際に弊社のお客様からも下記のようなご相談をいただいている。
こういった事態になると、関係者間で認識齟齬が発生し、認識調整に時間を取られることになる。関わる人数が多くなればなるほど、認識齟齬は深刻化し、マーケティング推進の障壁となる。
こういった事態を防ぐには、マーケティング部門にて、言葉を定義し事前に関係部門に、社内向けサイトなどで周知しておく必要がある。その上で、打ち合わせのたびに言葉の定義を確認し合うということも必要になるだろう。
さらに、こういった事態を最小化するために、弊社では、BtoBマーケティングフレームワークを構築するのも効果的だと考えている。例えば、弊社であれば、BtoBマーケティング戦略フレームワーク「UFiC」と「MaRPIC」というフレームワークを構築し、実際のBtoBマーケティングコンサルティングの現場で活用している。フレームワークがあると、言葉が定義されて共通用語化していくため、非常に進めやすくなる。
BtoBマーケター不足(ひとりぼっちマーケター)、扱う商材も多いとさらに大変
4つ目の障壁は「ひとりぼっちマーケター」だ。実際に下記のようなご相談をいただいている。
自社製品や事業数が多いとさらに業務負荷は増大し、なかなか推進できないといった事態に陥る。
解消する方法は、人を増やすこと以外にも、BtoBマーケティング戦略のKPIを絞り込みし、やるべき施策を最小化することが重要だ。KGIを達成するためのやるべき施策を最小化できれば、業務量を少なくすることができるため、人数が少なくてもより多くの業務をこなせるようになる。
人を増やすことは、なかなか難しいケースも多いため、業務量の削減に取り組むのが良いと弊社では考えている。
KPIを絞り込んでやるべき施策を最小化し、業務量を削減するには、障壁3でもご紹介したBtoBマーケティング戦略フレームワーク「UFiC」と「MaRPIC」が参考になるだろう。このフレームワークは、フレームワークを構築する際に、業務量を最小化できるように設計されている。
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マーケティングコンテンツ作成が進まない
BtoBマーケティングでは、マーケティングコンテンツ(WEBやメール、動画など)の作成が必要になる。しかし、このコンテンツ作りが課題になるケースが非常に多い。実際に、弊社のお客様からも下記のようなご相談をいただいている。
この他にも「作成したコンテンツが自社目線でただの商品紹介になっている」「技術用語、専門用語だらけでリードに伝えにくい」など、コンテンツの内容に問題があるケースも多い。
これを解消するには、コンテンツ作成者との信頼関係を作ることが重要だ。そのためには、「どんなコンテンツを作るべきかのコンテンツ設計書」と「そのコンテンツである理由(エビデンス)」を準備しておく必要がある。そうしなければ、顧客目線のコンテンツではなく、コンテンツ作成の担当者が作りたいコンテンツを作ってしまうことになるだろう。
その上で、コンテンツ制作をした結果、ここのKPIがこれだけ改善したとコンテンツ作成者にフィードバックすることが重要だ。成果を示すことで、マーケティングへの貢献が可視化されるため、コンテンツ作成者のモチベーション維持に役立つ可能性がある。
他部門連携がスムーズでない、場合によっては部門間対立も
BtoBマーケティングは営業部門やインサイドセールス、技術部門などと連携してマーケティング業務を推進する。しかし、部門間連携がうまくいかず、場合によっては対立することもある。実際に、弊社では、下記のようなご相談をいただいている。
こういった対立を解消する解決策のヒントとして、下記のコラムを参照いただけたらと思う。下記のコラムでは営業部門との連携について、どのように強化していくのかのアイディアをまとめている。
まとめ
以上、BtoBマーケティングのよくある6つの社内障壁についてご紹介した。
- 成果が先か業務が先か(やる前から効果・成果を問われる)
- マーケティングに対する理解不足、リテラシー不足
- 言葉の一人歩きによる認識齟齬の発生
- BtoBマーケター不足(ひとりぼっちマーケター)、扱う商材も多いとさらに大変
- マーケティングコンテンツ作成が進まない
- 他部門連携がスムーズでない、場合によっては部門間対立も
これらを解消する方法としては下記のようなポイントが重要だ。
- 社内で成功事例を創出し他部門や関係者、上層部と共有(できれば短期間・少リソースで)
- マーケティングフレームワークを構築し言葉を統一、業務量を最小化
- コンテンツ作成者に成果をフィードバック
御社にもご紹介した以外のさまざまな障壁があると思う。そう簡単に解消することは難しいと考えられるが、このコラムの内容が、障壁突破のヒントになれば幸いである。
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