BtoBのLPの基本構成!成果を出す構成テンプレとデザイン・UIUXの鉄則を解説

BtoBのLPの基本構成とは?CVにつながるLPの作り方と成功のポイントを解説
Last Updated on 2026年2月19日 by 荻野永策

LPを作っても、資料請求が増えない、問い合わせの質が上がらないという悩みは多い。BtoBは稟議や比較検討が前提であり、BtoCの作り方を流用すると噛み合わないことがある。本記事では、BtoB LPの基本構成と考え方、作り方のポイントを解説する。

BtoBのLPは「衝動」ではなく「信頼」と「納得」が最重要

BtoBのLPは、感情を煽って即決させるページではない。検討期間が長く、関与者も多いため、担当者が社内へ持ち帰って説明できる材料が必要になる。LPの役割は、比較検討に使える情報を揃え、信頼と納得を積み上げることだ。

BtoBのLPで重要なポイント
  • 組織の利益と稟議に使える根拠を用意する
  • 即契約よりもリード獲得をCVに置く
  • 担当者の不安を消す安心材料を揃える

この三点を押さえると、LPは読み物から社内説明の道具へ変わる。スペックの正確さ、料金や導入手順の透明性、実績と事例、サポート体制などを体系的に並べるほど、比較の場で選ばれやすくなる。

荻野から一言アドバイス!

「『かっこいいLPを作りたい』という相談をよく受けるが、BtoBではそれだけでは不十分だ。派手な演出より、スペックの正確さや導入後のサポート体制など、実務担当者が『これなら安心だ』と思える情報を網羅したほうが、結果として成果につながる。」

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BtoBは「組織の利益」と「稟議」で動く

BtoBの購買は、担当者の好みで決まらない。組織としての利益、費用対効果、リスクなど、意思決定の根拠が求められる。担当者が「良いと思った」だけでは稟議を通せず、上長や決裁者からの質問に答える説明が必要になる。LPはその説明材料を最初から揃える場所だ。

そのため、訴求は「便利そう」よりも「何がどれだけ改善されるのか」に寄せよう。対象業種や規模、導入に必要な体制、サポート範囲など、稟議で必ず確認される項目を欠かさず置く必要がある。

BtoBのLPで重要なのは、おしゃれに見せることではなく、組織の意思決定を前に進めることだ。

即購入ではなく「リード獲得」を最優先にする

BtoB商材は単価が高く、導入後の運用や契約条件も絡むため、LP上でそのまま契約完了まで進むケースはほぼない。比較対象の洗い出し→要件定義→見積もり→稟議という流れが一般的であり、LPの役割は最初の接点を作ることにある。したがって、CVは契約ではなくリード獲得に置くべきだろう。

具体的には、資料請求、問い合わせ、無料デモ予約、ウェビナー申込などがCVになる。検討初期の担当者にいきなり商談を迫ると離脱が増えるため、段階別の入口を用意することが重要だ。

さらに、獲得後の追客が前提になるので、フォーム送信から得る情報も「営業が動ける最小限」に絞りつつ、メールやインサイドセールスにつながる設計にしておく。LPは単体で完結させず、獲得後のプロセスまで含めて設計すべきである。

「失敗したくない」担当者の不安を取り除く

BtoBの担当者は、導入に失敗すると社内から責任を問われる可能性がある。そのため、意思決定は保守的になりやすく、少しでも不透明な点があると止まる。そのためLPは、その心理的ハードルを下げるための正当性と安心材料を示す必要がある。派手な言い回しより、検討に必要な情報を先回りして出すほうが重要だ。

正当性とは、課題に対してなぜその解決策が有効なのかを論理で説明することだ。安心材料とは、導入実績、第三者の評価、サポート体制、導入後の運用イメージなどである。類似企業の事例があるだけで、自社でも再現できそうだという判断がしやすくなるだろう。

BtoBとBtoCのLPにおける違い

BtoBとBtoCでは、誰がどのような動機で決めるかが異なる。BtoCは個人の感情や欲求で即決が起きる一方、BtoBは組織の論理で動き、長い検討を経て決定される。この違いを理解せずにLPを作ると、目立つだけで成果の出ないページになりやすい。

主な違いをまとめると、以下のとおりだ。

項目BtoB(法人向け)BtoC(個人向け)
ターゲット企業・組織(担当者、部署、経営層など)一般消費者(個人)
検討期間長い(数週間〜数か月、場合によっては年単位)短い(即決〜数日・数週間)
単価数十万〜数千万以上もあり得る数百円〜数万円が中心
決裁フロー複雑・多段階(担当者 → 上長 → 決裁者など)シンプル(本人または家族)
訴求軸論理重視:ROI(費用対効果)・業務効率化・安全性・信頼性・実績・導入事例感情重視:欲しい・好き・便利・楽しい・価格・デザイン・口コミ・共感
LPの考え方次のアクションにつなげるページ。説明責任・比較検討・社内説明のための情報設計が重要その場で決断させるページ。感情喚起・分かりやすさ・迷わせない導線が重要

BtoBでは、LPを見る担当者と決める決裁者が別であることが多い。担当者が良いと思っても、決裁者が会社の信頼性や実績に納得できなければ却下される。したがって、LPは担当者の共感だけでなく、決裁者の疑問に答える情報まで揃える必要がある。

荻野から一言アドバイス!

「BtoBでは、担当者が『良さそうだ』と思っても、決裁者が『この会社、聞いたことないな』と言えば却下される。だからこそ、誰が見ても信頼できる会社概要や実績の掲載が不可欠だ。」

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成果が出るBtoB LPの基本構成テンプレ

BtoBのLPには、担当者の検討プロセスに沿った型がある。いきなり機能や料金を並べるのではなく、興味を作り、課題を言語化し、解決策を理解させ、信頼で背中を押し、最後に次の行動へ誘導する。次の8要素を論理的な順番で配置すると、読み手の疑問が残りにくくなる。

  1. ファーストビュー(FV)
  2. 共感・課題提起
  3. 解決策・ベネフィット
  4. 信頼の証拠・権威性
  5. 導入事例
  6. 料金・導入フロー
  7. よくある質問
  8. クロージング(CTA)

情報を削りすぎると、検討の論点や不明点が残って離脱につながる。BtoBは「情報が多いほど良い」ではないが、必要な情報が欠けていないことが最重要になる。担当者が社内へ持ち帰ったときに、社内での説明が破綻しない分量と順序を意識すべきだ。

荻野から一言アドバイス!

「構成案を作る際は、いきなりデザインツールを触らず、まずはWordやPowerPointで『誰に・何を・どう伝えるか』を文字だけでまとめてみてほしい。文字だけで大枠を理解させられない内容では、どんなに綺麗なデザインにしてもコンバージョンしないためだ。」

①ファーストビュー:数秒で「自分に関係ある」と思わせる

ファーストビューは、LP全体の成否を左右する。BtoBの担当者は忙しく、最初の数秒で自分の課題に関係があるかを判断する。したがって、次のFVには三点セットが必要になる。

  • キャッチコピーで対象と提供価値を明確にする
  • 実績の数字など信頼を補強する要素を置く
  • 次の行動へのCTAを置く

キャッチコピーは、抽象的ではなく対象と課題を入れると伝わりやすい。たとえば「製造業の受発注を自動化」など、誰の何を変えるのかを一文で示す。

信頼の要素は、導入社数、継続年数、受賞、認証など、裏付けのあるものに限定する。できるだけ、具体的な数字を出せるものが望ましい。

CTAは「資料請求」だけではなく、検討段階に合わせて置く。FVはデザインにこだわるばかりではなく、判断材料となる情報の密度が重要である。まずはFVでの離脱を回避することが、LPにおける最初のハードルとなるためだ。

②共感・課題提起:顧客の悩みを代弁し自分事化させる

BtoBの担当者は、課題を感じていても社内で言語化できていないことがある。そこで、共感パートで悩みを具体化し、自社でも起きていると認識させる。よくあるのは「こんな悩みはないか」という形式だが、重要なのは列挙の仕方である。表面的な悩みではなく、日々の業務で実際に困る状況を描写する必要がある。

たとえば、次のような困りごとを並べる。その上で放置すると何が起きるかを短く示すと、検討の優先度が上がる。

  • 締め作業が属人化して遅れる
  • データが散在して集計に時間がかかる
  • 承認フローが見えず対応が後手になる

共感は感情表現の強さではなく、現場の状況を正確に言語化できているかで決まることを覚えておこう。

③解決策・ベネフィット:機能ではなく「得られる未来」を語る

BtoBのLPでありがちな失敗は、機能の羅列で終わることだ。もちろん機能は重要だが、担当者が知りたいのはその機能によって、具体的に何がどう改善されるのかである。

つまり、それによって「得られる未来」を中心に語る必要がある。たとえば「ダッシュボードがある」ではなく「進捗が見えるので判断が早くなる」という形に変換するイメージだ。

悪い例良い例
ダッシュボード機能を搭載進捗が一目で分かり、判断が早くなって対応の遅れを防げる
自動でレポートを生成報告作業が短縮され、分析と改善に時間を回せる
異常値を通知問題の兆候を早期に掴めて、手戻りや損失を最小化できる
権限設定が可能必要な人だけが閲覧・操作でき、情報漏えいリスクを抑えられる
承認フローを設定できる承認待ちが可視化され、稟議が滞らず意思決定が前に進む
API連携に対応二重入力がなくなり、ミスが減って運用が安定する
テンプレートを多数用意毎回ゼロから作らずに済み、品質を揃えながらスピードを上げられる
高速検索ができる必要な情報にすぐ辿り着けて、問い合わせ対応や作業が止まらない
操作ログを保存「誰が何をしたか」が追えるので、トラブル時の原因特定が早い
クラウドで利用可能拠点や在宅でも同じ環境で使え、業務が滞りにくい
導入支援・サポートあり立ち上げでつまずきにくく、短期間で現場定着まで進められる

ただし、未来の話だけで終わると根拠が薄く見える。そこで、ベネフィットを提示した後に、どの仕組みで実現するのかを簡潔に補足するのが良い。さらに、対象外のケースも明示すると信頼性が増すだろう。「この要件では別のアプローチが必要」と書ける会社は、無理に売り込まない印象が伝わるためだ。

BtoBでは、良い話だけを並べるより、条件と範囲を明確にしたほうが問い合わせにつながりやすい。

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④信頼の証拠・権威性:数字と第三者の評価で疑念を払拭する

BtoBでは、最終的には「この会社に任せてよいか」が最後の壁になる。そこで、信頼の根拠を客観的な情報で積む必要がある。代表例は次のような要素だ。

  • 導入社数
  • 継続年数
  • 導入業種の幅
  • サポート体制
  • 受賞歴
  • メディア掲載
  • 認証(ISOやPマークなど)

重要なのは、根拠のない大げさなアピールや表現を避け、具体的な実績を確認できる形で示すことである。たとえば数字は、誤解が起きないように定義も添えるとよい。「導入社数」は契約社数なのかアカウント数なのかで意味が変わるだろう。

第三者の評価は、社内の稟議資料に使われやすい。外部メディアによる紹介、パートナー企業、監査・認証の情報は、決裁者に対して効きやすい。信頼情報は飾りではなく、検討を前に進める材料として配置すべきである。

⑤導入事例:類似企業の成功ストーリーで疑似体験させる

導入事例は、BtoBのLPでとても強い要素だ。担当者は自社でも再現できるかを判断したいが、抽象的な説明だけでは想像が難しい。そこで、類似企業の事例を出し、導入前の課題、選定理由、導入後の変化をストーリーとして示す。単なるロゴ一覧だけでは、検討材料として弱い。

事例は、Before/Afterを数字で示すと説得力が上がる。ただし、誇張に見える表現は避け、前提条件を添えるべきだ。担当者のコメントは、導入時の不安や社内調整の苦労が入るほどリアルになる。さらに、業種・規模・利用範囲が分かる形にすると、自社と重ねやすい。

BtoBは同じ立場の誰かの経験が、最終判断の後押しになる。いわば、導入事例は「自社でもできるか」の再現性を図るための物差し。どんな課題を、なぜ抱えていたのかなど具体的な状況まで示せると不足はないだろう。

⑥料金・導入フロー:検討のハードルとなる「不透明さ」を消す

BtoBのLPで離脱が増える典型は、料金と導入手順が見えないことだ。「要見積もり」だけだと、費用感が分からず検討の土俵に乗らない。したがって、正確な金額が出せない場合でも、プラン例、課金の単位、価格が変動する要因、最低契約期間など、判断に必要な枠組みを示すべきである。

導入フローも同様に、問い合わせ後のステップが不明だと不安が増える。見積もり、デモ、要件確認、契約、導入支援、運用開始までの流れを図で示し、各段階で何をするかを簡潔に書く。

導入に必要な期間や体制の目安も添えると、社内でスケジュールが組みやすい。BtoBのLPは、期待を煽るより、検討の不透明さを消すことで担当者が動きやすくなる。

⑦よくある質問:懸念事項を先回りして解決する

よくある質問(FAQ)は、問い合わせの直前で止まる不安を回収する役割を持つ。BtoBでよく出るのは、たとえば次のような項目だ。

  • サポート範囲
  • 契約期間
  • 解約条件
  • 連携可否
  • 導入支援の有無
  • セキュリティ
  • データの取り扱い

これらをLP内で先に潰すと、営業との往復が減り、担当者も社内説明がしやすくなる。

質問は、実際に商談で出るものに絞るほうが良い。網羅しすぎて読みづらくなると逆効果になる。回答は端的にし、例外条件がある場合は条件も明記しよう。

⑧クロージング(CTA):行動喚起とコンバージョンの最適化

CTAは、ボタンを置けばよいという話ではない。BtoBでは検討段階が分かれるため、コンバージョンポイントの選び方が成果に直結する。検討初期には「選び方ガイド」や「比較表」などの資料が合う一方、中期以降は事例集や製品デモ、個別相談のニーズが高まりやすい。

またCTAは文言も重要である。たとえば「問い合わせ」より「資料を受け取る」「まずは無料で相談する」のほうが心理的負担が小さくなるだろう。

CTAはページ内に複数箇所配置し、読み進めたタイミングで押せる状態にする。LPは長くなりやすいので、下まで読んだ人だけに押させる設計は機会損失になる。

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リードジェネレーションやリードナーチャリングの成功事例

積水樹脂株式会社様、株式会社アシスト様、富士フイルムホールディングス株式会社様、株式会社日立ソリューションズ東日本様、山洋電気株式会社様、キヤノンマーケティングジャパン株式会社様などの製造業・IT企業の成功事例です。どんな取り組みをしてどんな成果が得られたのか?がわかります。

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BtoBのLPにおけるデザインとUI/UXの注意点

BtoBのLPは、奇抜さよりも読みやすさと信頼感が重要になる。見た目の演出より、情報が探しやすく、比較検討に使える構造が求められる。またPC中心の閲覧が多い業界でもスマホ対応は必須であり、フォーム入力の負担を下げる設計も欠かせない。

  • 信頼感を損なわない配色と可読性の高いフォント
  • PCだけではなくスマホにも対応する
  • ストレスなく入力できるエントリーフォームの設計

配色やタイポグラフィは、読みやすさと企業としての印象に直結する。レイアウトは、見出しと余白で情報を区切り、要点が拾える形にする。最後にフォームの体験を改善すると、同じ流入でもCVが伸びやすい。

荻野から一言アドバイス!

「スマホ対応は必須だが、BtoBではPC閲覧が主流の業界も多い。PCで見た時に情報が一覧でき、資料請求ボタンが押しやすい位置にあるかを確認してほしい。奇抜な動きや過度なアニメーションは読み込みを遅くするだけなので不要だ。」

奇抜さよりも「わかりやすさ」と「信頼感」を重視する

BtoBのLPは、ブランドを損なわない落ち着いた設計が基本になる。色や装飾で印象を作るより、情報が正確に読めることが重要だ。配色は白や寒色系を基調にすると無難だが、重要なのは一貫性である。見出し、本文、注釈、CTAなどの役割が視覚的に区別できれば、担当者は必要な情報を拾いやすい。

可読性はフォント選びだけでは決まらない。行間、字間、余白、見出しの階層が整っているかが重要になる。BtoBのLPは情報量が増えやすいので、段落を詰めるほど読まれない。

図表や箇条書きも使いすぎると散らかるため、論点ごとに要点と補足を分け、流し読みでも判断できる構造にする。デザインの目的は目立つことではなく、検討に必要な情報を誤解なく届けることだ。

PC優先だがスマホも必須

BtoBではPC閲覧が多い業界が残っている一方、スマホ閲覧も無視できない。移動中に情報収集し、社内のチャットでURLを共有し、そのままスマホで読む行動が増えているためだ。スマホ対応が不十分だと、せっかくの流入が読めないまま終わる。特にファーストビューとCTAの押しやすさは、スマホで差が出やすい。

ただし、スマホに寄せすぎて情報を削りすぎると、BtoBでは検討材料が足りなくなる。そこで、スマホは読ませる導線を優先し、重要情報へすぐ飛べる目次や固定CTAなどを使うと良い。

PCでは、比較検討に必要な情報を一覧できる構造を優先する。デバイスごとに役割が違うと捉え、同じ情報を同じ見せ方で詰め込まないことが、UI/UXの質を上げる。

EFO(入力フォーム最適化)で離脱を防ぐ

BtoBのLPでは、フォームが最後の難所になる。入力項目が多いほど離脱が増えるのは当然であり、フォーム設計はCV率に直結する。したがって、最初のCVでは営業が一次対応できる最小限に絞るべきだ。たとえば、会社名、氏名、メール、電話、検討状況などが基本になり、住所や細かい要件まで最初から求めると止まりやすい。

入力の負担は項目数だけでなく、入力しにくさでも増える。たとえば次のような簡単な改善で離脱を減らせることもある。

  • 郵便番号から住所補完
  • 会社名の候補表示
  • エラー表示の分かりやすさ
  • 必須と任意の区別など

さらにプライバシーや利用目的の表示も重要であり、情報提供への不安を残さないことが大切だ。フォームはデザインの一部ではなく、LPの成果を左右する中核であることを忘れないようにしよう。

BtoBのLP制作に使えるツール

LP制作には、デザインを作るツールと、Web上に構築して運用するツールが必要になる。社内の体制や改善頻度によって最適解は変わる。重要なのは誰が更新するかであり、更新が遅いほど改善が止まり、成果が伸びにくくなってしまう。

ここでは、代表的な2つのツールを紹介する

  • Figma:デザインから共有まで一貫して使える
  • HubSpot:獲得後の営業連携まで一体で設計しやすい

デザインと実装、運用の分担が曖昧だと、修正一つに時間がかかる。ツールは機能の多さより、改善サイクルが回るかで選ぶべきだ。

荻野から一言アドバイス!

「ツール選びで大事なのは『誰が更新するか』だ。エンジニアしか触れない環境で作ると、ちょっとした文字修正でも手間や時間がかかる。マーケ担当者が自分で修正・改善できる環境(CMSやノーコード)を整えると、LP改善のスピードが上がる。」

Figma(フィグマ)

Figmaはブラウザ上で動くデザインツールであり、URL一つで共有できる。BtoBのLP制作では、マーケ、営業、開発、経営など関与者が多く、修正依頼が往復しやすい。Figmaはコメント機能で指摘を特定箇所に紐づけられるため、どこをどう直すかがブレにくい。結果として、確認と修正のスピードが上がる。

さらに、コンポーネント化によって、ボタンや見出しのスタイルを統一しやすい。BtoBのLPは情報量が増えるので、デザインの一貫性が崩れると信頼を落としやすい。デザイン段階でガイドラインを揃え、実装側へ渡すと、後からの修正も安定する。Figmaは見た目を作る道具であると同時に、関係者の合意形成を早める道具でもある。

HubSpot(ハブスポット)

HubSpotはLP作成だけでなく、フォーム、メール配信、SFA、CRMなどを一体で扱える。BtoBのLPはリード獲得が目的であり、獲得後にどう追客し、商談へつなげるかが成果を決める。HubSpotは獲得から追客、営業連携までを同じ土俵で設計しやすく、分断が起きにくいのが強みである。

たとえば、資料DL後に自動でナーチャリングメールを送り、特定ページを見たリードだけ営業へ通知する、といった動きを組み込みやすい。フォームの項目や条件分岐、スコアリングなども一つの管理画面で扱えるため、改善が早い。

BtoBはCVが増えただけでは不十分で、商談化率や受注率まで見て最適化する必要がある。営業連携を重視する企業ほど、HubSpotのようなツールが使いやすい。

LP公開後に成果を最大化するためのポイント

LPは公開して終わりではない。公開後のデータを見て、ボトルネックを特定し、改善を積み上げて初めて成果が安定する。

  • ヒートマップ分析で熟読と離脱を把握する
  • ABテストでFVとCTAを検証する
  • CV数だけでなく商談化率で評価する

改善は見た目の好みではなく、検討プロセスの詰まりを潰す作業である。どこで読まれていないか、どこで止まるかを把握し、疑問点や不安を補う形で更新していこう。

荻野から一言アドバイス!

「LPは公開した日がスタートだ。感覚ではなくデータに基づいて継続的に改善(LPO)すると、投資対効果が上がる。ヒートマップやABテストを使い、勝ちパターンを作ることが重要だ。」

ヒートマップ分析:ユーザーの「熟読」と「離脱」を可視化する

ヒートマップは、LPのどこが読まれ、どこで離脱しているかを可視化する手段である。BtoBのLPは長くなりやすく、読まれていない箇所に工数をかけても成果につながりにくい。スクロール到達率を見れば、どのブロックまで到達しているかが分かる。クリックの分布を見れば、想定外の場所が押されているなどの問題も見える。

分析のポイントは、単に下まで読まれていないで終わらせないことだ。離脱が増える位置は、情報が冗長で読む価値が伝わっていないか、次に知りたい情報が出てこない可能性が高い。

たとえば、FVの後に事例が欲しいのに機能説明が続くと止まりやすい。逆に、事例が読まれているのにCTAが遠いなら配置の問題である。ヒートマップは、配置と順序の仮説を作り、改善の優先順位を決めるために使うべきだ。

ABテスト:キャッチコピーとCTAボタンで勝率を上げる

ABテストは、LPの成果を数字で比較し、どちらが良いかを判断する手法である。BtoBで効きやすいのは、FVのキャッチコピーとCTAである。FVは流入直後の判断を左右し、CTAは行動に直結するからだ。画像、見出し、サブコピーなど、変更点を絞って比較すると原因が追いやすい。

注意点は、同時に変えすぎないことだ。複数要素を一度に変えると、どれが効いたのか分からない。仮説を絞り込んで改善すると良い。

CV数だけでなく「商談化率」を分析する

LPのCVが増えても、商談につながらなければ売上は増えない。BtoBのLPOは、CV数の最大化ではなく、商談化率と受注率まで含めた最適化で考えるべきだ。たとえば、資料請求が増えても、顧客にならないリード(ターゲット外の企業など)が混ざっているなら成果とは言えない。逆にCV数が少なくても、商談化率が高ければ投資としては成り立つ。

そのため、インサイドセールスや営業と連携し、「どんな企業からのCVが理想的なのか?」の条件を徹底的に具体化することが重要だ。具体化して顧客像を共有できるようになればなるほど、部門間の連携もスムーズになるだろう。BtoBの改善は、LPと獲得経路と営業対応をつないで初めて精度が上がる。

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リードジェネレーションやリードナーチャリングの成功事例

積水樹脂株式会社様、株式会社アシスト様、富士フイルムホールディングス株式会社様、株式会社日立ソリューションズ東日本様、山洋電気株式会社様、キヤノンマーケティングジャパン株式会社様などの製造業・IT企業の成功事例です。どんな取り組みをしてどんな成果が得られたのか?がわかります。

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まとめ

BtoBのLPは、衝動買いを狙うページではなく、信頼と納得を積み上げて社内説明に使える材料を揃えるページだ。組織の利益と稟議で動く前提に立ち、CVは契約ではなくリード獲得に置き、担当者の不安を消す情報を体系的に配置する必要がある。

成果が出るLPには型があり、FVからCTAまでを検討プロセスの順に並べると疑問が残りにくい。デザインとUI/UXでは、奇抜さより可読性と信頼感を優先し、PCとスマホの役割を分け、フォームは最小限の負担で情報を取れる形にしよう。

公開後はヒートマップ、ABテスト、商談化率の分析を軸に改善を積み上げれば、LPは安定してリードを生み続けるはずだ。

ABOUTこの記事をかいた人

株式会社ALUHA代表取締役社長。1979年兵庫生まれのBtoBマーケティングコンサルタント。金沢工業大学大学院にて情報工学を専攻し2003年3月に修士課程を修了。同年4月にALUHAを創業。2008年からBtoBに特化したマーケティング支援、営業戦略支援を開始。2025年7月に顧客の質と量のバランスを重視するBBM(バランスベースドマーケティング)を考案。大手IT企業、製造業(日立Gr、富士フイルムGr、キヤノンGr、積水Grなど)を顧客に持つ。→セミナー講演実績→コンサル実績